Mipolin's Life in Brussels

みぽりんの日常ブログ Brussels→Tokyo

アラサー元ベルギー駐在妻の日常ブログ。

ベルギー vs 新型コロナウイルス~最近のブリュッセル~

こんにちは。みぽりんです。

中国で発生した新型コロナウイルス、流行の中心地がいよいよヨーロッパに移ってきてしまいました。こちらでは文化的な影響もあってかマスクをしている人は皆無です。そんな中、いよいよベルギーでも新型コロナウイルスの広がりを抑える為の施策が開始されました。

今回は、3/13の深夜12時から始まった感染防止対策と街の様子をお伝えしたいと思います。

どんな施策が始まった?

今回の施策は、3/13(金)の朝に政府から発表されました。突然の発表でちょっと驚き。Stay Home weekと題されたこの発表の内容をさっくりとまとめるとこんな感じです。

・学校は休校

・仕事は在宅勤務推奨

・スポーツや文化的な活動などといったレクリエーション活動は規模や公私を問わずすべて中止

・カフェやレストランは営業中止(テイクアウトやデリバリーは可)

・普通のお店(食料品以外)は週末の営業中止

・食料品店と薬局は衛生管理を高めたうえで通常営業可

・これらすべての施策は4月3日まで継続

発表されたときは広範囲な施策をドカンとやるんだな!とびっくりしました。それも期間なが!ベルギーでは周りの国からは少し遅れてはいたものの感染者数がどんどん増えてきていた状況だったので、このあたりで封じ込めたいということですね。

この発表を受け、ブリュッセルの街はどうなったかというと…

混乱の金曜日

この発表があったのは、3/13(金)の午前8時。そして施策が始まるのは深夜12時から。目に見えた危機感がここまでなかったブリュッセルですが、こんな発表があったのでいよいよあらまぁ!となりました。

ということでみんな何をするかというと!スーパーに走る!(かく言う私もスーパーに行きました。)

スーパーでは紙類(トイレットペーパーやキッチンペーパー)、飲み物類、パスタ、小麦粉、お肉なんかが続々と売り切れ。商品棚は空っぽになっていました。私はあえて近くの巨大カルフールは避けて、もう一つの小さめカルフールへ行ったので比較的商品はありましたが、大きなスーパーの方が品切れ率が高かったようです。

パスタや小麦粉のコーナーはほんとに一つも商品がなくて、そんなに売り切れるかね!という感じ。保存できる商品がよく売れている印象ですが、混乱に乗じてすべての商品が品薄になっているような状態でした。

落ち着いた土曜日

そして今日です。施策開始1日目。カフェやレストランはやってないとは言え、スーパーや食料品を扱う店は基本通常営業。

ストッケルのマルシェもいつも通りやっていました。いつなにが変わるかわからないのでマルシェでしか買えないお肉類は少し多めに買っておきましたが、そのほかは特に変化なし。

金曜日に行かなかった巨大カルフールも生鮮食品の品揃えはいつも通り。前日に大量に売れてしまったものの在庫(お水や紙類)はまだ戻っていない様子でした。

ちょっと苦労したのは、お昼ご飯。土曜日のお昼は何か買ってくることが多いのですが、飲食店がやっていない結局マックのドライブスルーに。こんなところでドライブスルー初体験でした。笑

観光はできそうか?

ここまで読んでくださった方の中には、観光で行こうと思ってたのにどうしよ~という方も少しはいるのではないかと思います。観光はできそうかという問いを受けたとしたら、私の答えはUhh...Nonですね。

もちろん何を見たいかにもよると思うんです。

ただ、レストランやカフェはテイクアウトしかやっていないし、美術館等の施設も開いていないとなるとブリュッセルの魅力の半分以上はなくなってると考えた方がいいのかなと思います。ブリュッセル以外の地域においても状況は同じです。

さらに、街中ではアジア人が極端に減っているので歩いていると目立ちます。私は何も被害は受けていないですが、やっぱりなんとなく怖いなと思っています。

ヨーロッパの周辺国では国境閉鎖を行う国が増え始めており、ベルギー政府も国外への渡航自粛を勧告しています。この状況下においては、無理に渡航せず落ち着いてから安全が確保されてから渡欧するべきでしょう。

終わりに

今回は、最近の街の様子をお伝えしました。

ヨーロッパも春休みシーズンで連休も多くなってきたところでの大流行。

正直旅行にも行けないし、家にはこもりっきりだし、楽しくナーーーい!困ったものです。そして思いのほか、カフェやレストランにも頼っていることを実感。

ブリュッセルにはおいしいお店もたくさんありますからね、早く収束するのを願うばかり。家族や地域で助け合いながら頑張っていきたいと思います。

では!